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社長コメント2
社長挨拶

代表取締役 小野 幹雄

長い地球の歴史から見れば、ついこの間ともいえる江戸時代は
完全な循環型社会でした。

家を建てる資源は全て自然から調達され、基礎を造る石を突き
固めた上に、近くの山で切り出された木材で骨組みが立ち上げ、
壁には竹で編んだ下地に赤土をこねて塗りこみました。屋根に
は杉皮を並べ、その上に板を張るか、又は水辺に生えるススキ
などで葺いた、かや葺きの屋根でした。床板を木で張り、建具
は紙を貼った障子とふすまで作り、畳は稲わらを編んだ上に、
いぐさの畳表を貼りました。

こうして建てられた住まいは、やがて朽ちてゆくと土に還って
行きました。木を切り出された山は植林され、再生しふたたび
緑豊かな森となり、保水力のある里山からは豊かな川が流れ、
海に注げば近海の魚を育みました。まさに‘山は海の恋人‘と
呼ばれる、地球規模の大きな自然の循環がありました。

そんな時代から百数十年たった現在、科学の発達と共に便利な
生活を送ることが出来るようになった反面、物にあふれた社会
からは使い古された物は再生されずに廃棄されるようになりま
した。不法に捨てられた建築廃材は谷を埋めています。フェロ
シルトと名を変えた産廃が埋められた土地では、雨が降れば近
くの川に赤い汚水が流れ込みます。まさに私達の暮らすこの地
球は瀕死の状態です。

また住宅においても「科学物質汚染」の問題は深刻です。一生
懸命家を建てたのに、子供さんがアトピーや喘息になったり、
また、頭痛がして気分もすぐれなかったりして新居に住めず、
転居された方もみえます。

こうして日に日に悪化する生活環境の中、私たち住宅建築に携
わるものとして、再生可能な建築資材を使い、室内汚染の原因
となる「石油化学製品」をなるべく使わずに、自然にある石や木
材・土や紙に竹などを用いて、健康に配慮した安心・安全な住
まい造りを目指していかなければならないと思っています。

また木の家の耐久性は驚くべきものがあり、世界最古の木造建
築物の法隆寺は、1300年の風雪に耐えています。当社でも住宅
の寿命を百年と考えた百年住宅を建てさせていただいています。
無垢材で建てた木の家の特徴は、使い込むほどに美しさが増す
ところにもあります。建てた時が最高ではなく、五十年・百年
と年を経るほどに強度と美しさが増してゆく、資産価値のある
家造りを今後とも続けて行くつもりです。

宇宙から見る地球は生命の水の青色に包まれた荘厳な美しさだ
そうです。この美しい地球を私達の孫・子にも必ず伝えていき
たいと願っています。


株式会社サンホーム